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鉱物油絶縁油中の腐食性硫黄の試験方法
石油留分から高度精製された炭化水素系絶縁油。酸化防止剤や金属不活性化剤などの機能性添加剤が配合される場合がある。主に変圧器や開閉器などの油入電気機器に使用され、電気絶縁と放熱の二重の機能を発揮する。一般にトランス油として知られている。
試験目的
1.鉱物油絶縁油中の腐食性硫黄および腐食性硫黄含有化合物を検出し、油製品の腐食リスクを判断する。
2.変圧器の内部銅巻線および銅部品に対する絶縁油の腐食性を評価する。腐食性硫黄は銅と反応して硫化銅を生成し、銅導体の表面に付着して機器の絶縁性能を低下させ、変圧器の故障を引き起こす。
3.新品および使用中の絶縁油の品質が規格要件を満たしているかを確認し、油ろ過、油交換、不活性化剤添加などの保守作業の実験的根拠を提供する。
4.酸化防止剤や金属不活性化剤などの添加剤による硫黄誘発腐食に対する実際の抑制効果を評価する。
試験サンプルと装置
試験サンプル:鉱物油絶縁油
試験装置:SH/T 0804に準拠したSH0804絶縁油腐食性硫黄試験器
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試験手順
1.銀片の前処理 銀片仕様:純度99.99%、寸法20 mm×40 mm×0.5 mm。研磨材で銀片の表面を研磨する。銀片の作業面に素手で触れない。銀片をV字型に曲げる。アセトンを浸した吸水綿で銀片を2回洗浄し、100℃±2℃のオーブンで1時間乾燥させて取り出し、待機させる。
2.サンプル調製 清潔で乾燥した試験フラスコを用意し、試験する未ろ過の絶縁油サンプル100 mLを加える。清潔なピンセットを使用して、前処理したV字型の銀片を、その内角を下に向けてフラスコ底に逆さまに置く。フラスコ栓を油サンプルで軽く潤滑し、フラスコに栓をするが、締め付けない。
3.恒温老化試験 フラスコを100℃±2℃に維持されたオーブンに入れ、18時間±30分保持する。
4.試験後処理と観察 試験完了後、ピンセットで銀片を取り出し、アセトンで表面の油汚れを十分に洗い流し、昼光下で銀片の表面全体の変色と腐食を観察する。
試験結果
銀片は黒い斑点や腐食ピットがなく、均一な淡黄色褐色の変色を示す。鉱物油絶縁油には腐食性硫黄は含まれていない。